9月はバハマ諸島エクスーマで見たナイトシャークです。タイトルはそのまんま「Caribbean reef shark」。白黒バージョンです。
カリビアンリーフシャークはものすごく好奇心旺盛でダイバーに興味津々です。ギリギリまで近づいてきます。昼間のうちに彼らの行動パターンを観察していたので、視界の悪い夜ではその勘だけを頼りに撮影しました。
彼らには私がどこにいるのか超音波などでわかっているはずなので、弱く照らした水中ライト1本だけで暗闇の中で静かに彼らが私を見つけてくれるのを待ちました。
およそ2~3メートル以内に来ればぼんやり見えるので、その瞬間にカメラを構えて目の前1メートルに迫りサメがターンする瞬間を予測してシャッターを切りました。
最初のうちはうっかり齧られるんじゃないかとビビりながら撮影していましたが、そんな風にしていると全然うまく撮れないんです。
最後は意を決して噛まれても大丈夫、いや、大丈夫じゃないけどたぶん噛まれないから大丈夫!と自己暗示をかけながら撮っていました。
背鰭についている飾りみたいなのはウミビルで「蛭」の一種です。ピアスみたいでおしゃれですよね。きっと血を吸われてるんでしょうけど。