5月のタイトルは「Hide and Seek」です。
京都の鴨川に生息するオオサンショウウオ(ハイブリッド種)です。
日本固有のオオサンショウウオは国の天然記念物となっており、許可なく移動させたり、危害を加えると犯罪行為となります。つまりお触り厳禁ということです。
ですが、京都のオオサンショウウオは日本固有のオオサンショウウオとチュウゴクオオサンショウウオ(駆除の対象)との交雑が進んでおり、ハイブリッド(雑)種が多く見つかります。
チュウゴクオオサンショウウオは気が強く、活発な性格のため成長スピードが速く、日本固有種を脅かす存在でもあります。
素人目ですと日本固有種と区別することが難しいことや、万一誤って日本固有種を駆除・移動した場合、法律に触れてしまいお縄になってしまうことも考えられるため、固有種を保護するのはかなり難しいではと考えられています。
この個体もそういった難しい背景を持つ1匹です。しかし生きていることに罪はないのです。罪があるとすれば、安易に外来種を野に放してしまった人間の方ではないでしょうか。
思うところは色々ありますが、このぷくぷくのお手手は間違いなく可愛いです。そして可愛いは正義です(ね?)