海にやさしい日焼け止めは 私のお肌にもやさしい
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こんにちは、さやかです。
随分前に「田子の海に見る環境変化から自然について考えてみる」という記事で珊瑚にやさしい日焼け止めについて少し紹介しました。
最近、SDGsを目指した取り組みからも自然環境に配慮した成分の化粧品・日用品が増え、日焼け止めの選択肢が多くなってきたのは嬉しい限りです。
特に最近、軽度の光線過敏症(日光アレルギー)になってしまい、わずか5分でも真夏の直射日光を浴びるとカブれたり、蕁麻疹・発疹や火傷したような状態になることもあります。
その上、化粧品に対してもアレルギーが出るようになってしまい、日焼け止めを選ぶのも一苦労です。昔は何も塗らずに太陽ガンガン浴びてたこともあったんですけどね…
今は日焼け止めは手放せないアイテムの一つではあるのですが、普段自然の中で撮影している身としては、できるだけ環境に優しい生活をしたいと思っています。
そんな中でいくつか試した商品の使用感などレビューしていきたいと思います。
過去の記事はこちらから👇
日焼け止めに関する法規制
2020年頃からパラオやハワイで日焼け止めの成分に規制がかかるようになりましたね。今でも一番厳しいのがパラオですね。
下記成分を含む日焼け止めは使用、販売のみならず所持することも一切禁止だそうです。
オキシベンゾン
オクチノキサート
オクトクリレン
エンザカメン
トリクロサン
パラベン(メチル、エチル、ブチル、ベンジル)
フェノキシエタノール
規制当時、実はこれらの条件を満たす日焼け止め自体少ない上、リーズナブルで使いやすく、効果的な日焼け止めはほぼなかったと思います。
私自身もそう言った製品を探し始めたばかりでなかなか使いやすい商品がなかったと思います。
成分はクリアしていても肌に塗ると真っ白に…実用性が低いというものがとても多かったように思います。
TAEKO Sunscreen
定価 3,080円(税込)
昨年出会ったコチラのTAEKO Sunscreenはとても使いやすくてお気に入りです。
もちろん、パラオレベルの規制もクリアしています。
SPF50+/PA++++と超強力に紫外線をブロックするのみならず、ウォータープルーフでありながらも日常的に、毎日使用していてもお肌への負担がほとんどありません。
ウォータープルーフ処方の日焼け止めって、1日使うだけで、お肌がシワシワになってしまうほど乾燥するのですが、TAEKOさんは日焼け止めを塗ったことを忘れてしまうほどです。乳液感覚で使えます。
そう、まさに「こんなにがほしかったんだよ…」という気持ちです。
成分の最後にある、ハイドロゲンジメチコン。これ、実はシリコンなのですが、鎖状シリコンといって、シリコンの中でも環境に蓄積しにくいタイプなんです。また、多孔性なので皮膚とか粘膜を覆って呼吸できなくなる、みたいなことにもなりにくい成分(のはず)です。
さらにいうと、日焼け止めをウォータープルーフたらしめる効果もあるのが、ハイドロゲンジメチコンの役割でもあります。ウォータープルーフということは海に成分が流れ出にくくなるということです。
ちなみに箱に英語表記があるので、海外で聞かれた際には箱を見せればokです。捨てないように気をつけてくださいね。
このTAEKOさんにたどり着くまでに色々試した品々も紹介しておきます。
全成分: TAEKO Sunscreen
水、 トリエチルヘキサノイン、 酸化チタン、グリセリン、BG、ベヘニルアルコール、ペンチレングリコール、含水シリカ、アルカリゲネス産生多糖体、グリチルレチン酸ステアリル、トコフェロール、バチルアルコール、エチルヘキシルグリセリン、ハイドロゲンジメチコン
ママ アクアシャボン MAMA AQUA SAVON サンゴにも優しいUVミルク
定価 1,430円(税込)
お肌につけた感じは悪くなかったですし、成分も問題なかったのですが…全くウォータープルーフでもないし香りが強すぎて顔につけてるのがしんどいです。
商品の説明にはウォータープルーフ処方って書いてあるのですが、汗で全部流れます。
こちらをつけてランニングに出た日、成分が溶けた真っ白の汗がポタポタ流れ落ちた時は本当にびっくりしました。
帰宅して慌てて鏡を見ると顔面が真っ白になっていました。
これはビジュアル的にもキツイですし、海で使うことを考えると…顔面から白い液出す人…になってしまうかも…。個人的には「無し」かなぁ
全成分: ママ アクアシャボン MAMA AQUA SAVON サンゴにも優しいUVミルク
水、グリセリン、トリエチルヘキサノイン、プロパンジオール、酸化チタン、シリカ、イソステアリン酸、トリエトキシカプリリルシラン、シア脂、アルテロモナス発酵エキス、ハイブリッドローズ花エキス、ローマカミツレ花エキス、マカデミアナッツ油、オリーブ油、アボカド油、加水分解コラーゲン、ヒアルロン酸Na、水酸化Al、オレイン酸ソルビタン、含水シリカ、キサンタンガム、アルギニン、フィチン酸、酸化銀、BG、パルミチン酸エチルヘキシル、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、水酸化K、フェノキシエタノール、香料
ウルンラップ UVクリーム
定価 1,498円(税込)
これはSPF28と日焼け止めとしても弱く、ウォータープルーフでもないので海で使うことはありませんが、陸上用として買ってみました。
ただ…思った以上に量が少なく、一瞬でなくなりそうです。コスパを考えたらTAEKOさんを水陸両用にするのが良さそう。
ただ、ジェル状の使用感はとっても使いやすいと思います!「ちょっとそこまで」程度のお出かけに腕に塗ったりしています。
全成分: ウルンラップ UVクリーム
ラベンダー花水、水、トリ(カプリ ル酸/カプリン酸)グリセリル、酸化セリウム、ペンチレングリコール、ベヘニルアルコ ール、バチルアルコール、ステアリン酸、ウンデシレン酸ヘプチル、ヒマワリ種子油、ホホバ種子油、ヤシ油、レシチン、クマイザサ葉エキス、白金、アニス酸Na、クエン酸、クエン酸Na
ビオレ UV キッズ ピュアミルク
定価はわかりませんが、900円くらいです。
パラオで規制されている成分は確かに入っていないけど、めちゃめちゃ安い。
怪しいぞ…元々そんな偏見の目で見ていました。
パッケージに珊瑚のイラストがあるけど、どこを見ても文字で「珊瑚に優しい」ということは明記されていない。ますます怪しい!と思って
成分表をみるとよくよく見ると…なんと…シクロペンタシロキサンが入っているではありませんか…
このシクロペンタシロキサン、今の所安全性では大きな問題になっていないのですが。
環状シリコンといって、環境中で難分解性(シリコンは大抵難分解性ではあるのですが)なおかつ、生物の体内に非常に蓄積しやすいものだそうです。つまり、下水を介さずに水に流れると、小さな生き物の体内に入り、それを食べた生き物、さらにそれを捕食した生き物にどんどん蓄積していきます。
EUでは1%以上含有する化粧品について法規制の対象として提案されています。(すでに狭義に規制されている化粧品もあるので、ほぼ間違いなく正式に制定されるでしょうねぇ)
日本の化粧品会社も続々とこれに倣うことを考えるとそのうち消えて無くなる商品なのかな、という気もします。
何より、使用感があまりにサラサラしていて、「お肌がパサパサになるアノ類の代物だ…」という感じですし、使用した時に触れた指がパサパサになるので、今後使用することはないかと思います。
全成分: ビオレ UV キッズ ピュアミルク
シクロペンタシロキサン、酸化亜鉛、水添ポリイソブテン、ジメチコン、BG、酸化チタン、水、タルク、ジポリヒドロキシステアリン酸PEG-30、アルキル(C30-45)ジメチルシリルポリプロピルシルセスキオキサン、水酸化Al、シア脂、ステアリン酸、トリエトキシカプリリルシラン、イソステアリン酸ソルビタン、メチコン
PADI Divemaster #832577 ダイビング✖️写真✖️旅 = 世界の海・自然と人と人と社会を繋ぐ 言語・距離・文化の壁、全部越えて、 もっと自由に、もっと楽しく、 興奮と感動と癒しの海への扉となることを目指します。