赤、ピンク、オレンジ、緑。ソフトコーラル畑に癒される伊東の海。 2020-09-13 1 投稿者: Sayaka 目次1 伊東市2 世界最大級の隠れ根がある3 ハナダイ20種以上を観察できる4 伊東 五島根と白根のダイビングスタイル5 【期間限定】五島根(ごうとうじね)の盛り盛りソフトコーラル6 【伊東のスターポイント】白根7 利用したダイビングショップ8 まとめ ご機嫌いかが、さやかです。久しぶりにダイビングポイントを紹介します! コロナ自粛や世界各国の鎖国状態によって今年行こうと思っていたダイブサイトには1つも行けていないのですが、そのおかげで思ってもいない場所を開拓することができました。その1つが 「伊東」 です。 ワタクシ10年も伊豆に住んでおりましたが、行った事…なかったんですよね。そもそも伊豆でボートポイントってあまり行かなかったのです。と言うのも伊豆各地では漁業権などの関係で自社ボートを所有することのできない地域があったりします。そうするとボート手配の料金がかかってしまったり、昨今の燃料費の高騰も相まってちょいと高めのことも。 決してダイビングショップが必要以上に儲けようと設定した金額ではないのであまり不信感を抱かず、是非とも行ってみてほしいです。 中でも伊東はソフトコーラルがワッサワサの中にキンギョハナダイが爆裂して本当に豪華な景色なんです。キンギョハナダイ以外にも珍しい深場のハナダイがレジャーダイブギリギリで見られるくらいの水深にいることがあるんです。ハナダイマニア垂涎のポイントであることは間違い無いです! 伊豆で、いや、日本随一のハナダイスポットとも言える伊東の五島根と白根をご紹介します。 Facebook Twitter Line 伊東市 伊豆ダイバーの感覚で「伊東」というと「熱海の先」「伊豆海洋公園(城ヶ崎海岸)の手前」みたいな位置ですが、当ブログをご覧いただいた貴方の伊東のイメージを「インパクト大の伊東」に変えてみせます! ダイビング以外にもオレンジビーチなどの海岸や伊東マリンタウン、イルカと泳げる生簀(いけす)など観光客向けの施設も多く、帰りに立ち寄るって美味しいご飯を食べたり、お土産を買うのにも便利な伊東です。 世界最大級の隠れ根がある 隠れ根というのは水中にある岩礁のことで、伊東には白根というポイントに大きさ100メートル近くもある世界でもトップクラスの隠れ根があります。 隠れ根があると何がいいのかっていうと、魚の住処になるんですよね。生き物にとって隠れる場所になります。それを支える生物、狙う生物と生態系が出来上がり多くの生き物を観察することができます。 この隠れ根は台形状になっており、緩やかな傾斜があるように見えますが、局所的には急勾配の傾斜や亀裂があり起伏に富んでいます。この複雑な地形や傾斜だからこそ潮の当たる時間帯や場所によってソフトコーラルのポリプ(花のような部分)が全開になったり、そこにハナダイが集まってきたりと、まるで水中お花見状態です。 ハナダイ20種以上を観察できる 伊東の海はハナダイ写真家も訪れるほどハナダイの種類も量も豊富です。およそ20種類ほどが見られるそうです。 普通にダイビングしているだけでも、キンギョハナダイ、ナガハナダイ、カワリハナダイ、スミレナガハナダイ (雌)、スジハナダイ、フタイロハナゴイなど深場に見にいけばコウリンハナダイ、マダラハナダイ、アカイサキ、サクラダイ、イトヒキハナダイ、アサヒハナゴイ、などなど。 ハナダイ好きが集まるダイブサイトなので、ハナダイに関する知識も深まります。 伊東 五島根と白根のダイビングスタイル 基本的にはボートダイビングになります。もちろんビーチポイントもありますが、伊東に行ったらボートダイビングしないと100%損です。 一番遠いボートポイントで港から10分程度です。あまり心配はないかもしれませんが乗り物酔いが酷い方は酔い止めを飲んでおくと安心ですね。潜水時間は40分ほどです。1日に何隻もボートが出入りするので、3本のリクエストも可能です。 今回紹介する五島根と白根は稀に潮の流れが強いことがあります。水底は40メートルほどになることや壁のほとんどがソフトコーラルで覆われているため、着底は…できない、というかご遠慮いただきたいです。 基本的には中性浮力で中層を泳ぐダイビングになります。初級者でも楽しめるコースどりもありますが、是非とも経験を積んで中級者以上向けの伊東の景色も楽しんでほしいです。 【期間限定】五島根(ごうとうじね)の盛り盛りソフトコーラル いきなり紹介するのが期間限定ポイントなのですがここは本当にオススメです。 毎年5月中旬から9月中旬までの4ヶ月のみオープンするポイントで、人があまり入っていないためか、野生感溢れるソフトコーラルのジャングルが広がっています。 五島根と書いてなぜか「ごとうじね」。「ごとうね」が訛って「ごとうじね」?…うーん、理由はわかりません!笑 根のトップから緩やかな傾斜になっており、ギッシリとソフトコーラルが群生しています。それを覆うようにキンギョハナダイが乱舞し、まさにお花畑です。 赤やピンク、オレンジのソフトコーラルも素敵ですが、緑のナンヨウキサンゴ(?)が入るのが伊東特有の景色ですね。伊豆の海の色とも合っていて撮るのが楽しくてしょうがないです。 もう1つ、北からエントリーすると見られるのは、成長しまくったウミトサカが、自重で垂れ下がり、枝垂れ桜のようになっているのも圧巻です。浅場のサンゴ達をぼーっと眺めているだけでも癒されます。 こんなに大きく育ったウミトサガたくさんあるのは、今では珍しいですね。奥のポリプが開いてフワフワなのも好きですが、手前の閉じて色が濃くなってるのも好きです。「梅たん」みたい。(知らない?)こちらには巨大なアオブダイが現れることもあり、また、レア種ソウシカエルアンコウが見られるチャンスも多いようです。 【伊東のスターポイント】白根 もう1つ紹介するダイビングポイントは「白根」、ここは通年入ることができる場所です。通常の生息域が水深50~100メートルとか言われているような珍しいハナダイが40メートルくらいで見られちゃいます。 マクロレンズで伊東に入ったことがないので、美しいハナダイ達を写真で紹介できないのが残念ですが、ワイドで狙いたいサクラダイの群れがこちらです。 好きなんですよね~サクラダイ。英名で ”Cherry anthias” 、真っ赤なボディカラーにぴったりのお洒落で可愛い名前です。 普段は水深深くに生息しています。雄の体色は、水中で最も早くに色を失う赤であることから、ライトがないと色が全くわかりませんが、ライトは消灯して近づきます。明るいライトは彼らを驚かせてしまい、さらなる深場に逃げられてしまうからです。白い斑点を見ればすぐにサクラダイ であることはわかりますので、写真を撮るダイバーはライトを消してアプローチしてみてください。 水深深く、暗く冷たい水の中で少し不安と緊張感が増してくる頃に撮影のために、瞬間、ストロボを焚いた時にファインダーの中でチラッと燃えるような真紅のボディが浮かび上がります。 私はその瞬間が一番好きです。ご褒美をもらったような、そんな感覚で、脳内が幸せ物質で満たされます。ハナダイマニアでは全くないのですが、別格に興奮します。 その深場にいるサクラダイも秋には産卵のためにさらに大きな群れを成して水深20メートルほどまで上がってくるのです。ビギナーさんでも観られる最大のチャンスなので見逃すわけにはいきませんよ!サクラダイの大群を観察できるダイビングポイントとして東は伊東、西は田子です。 これが伊豆だ!秋の海に舞い狂う田子のゴールドラッシュ もちろんソフトコーラルも!五島根に負けず劣らず盛り盛りです。 利用したダイビングショップ Dive Family Yellowさんにお世話になりました。伊東の海を知り尽くしたヒデさんのガイドは深場狙いでも十分撮影に集中できる安心感があります。また地形と潮の流れを分単位で見極め、ハナダイ達の習性を理解し、その瞬間で一番エネルギッシュになる部分を紹介してくれます。 素敵な写真も撮られるので、お店のカタログを観ているだけでも楽しいです。 朝の1本目は8時か9時集合で、12時前後に2本目がありますので、小腹を満たせるお菓子や簡単につまめるものを用意しておくといいですね。(空きっ腹で潜ると体調悪くなりやすいので) 3本目も行かれるなら、ランチ持参です。 割とタイトな時間割なので、ちょっと忙しいかもですが、遠方に帰られる方にとっては都合がいいかも? まとめ ソフトコーラルとハナダイ爆発に癒されたい方必見です。フォト派にも嬉しい、「画に困らない」とはまさにこのポイントのことを言うのだと思いました。 伊東にはソフトコーラル&ハナダイみっしりのお花畑みたいな素敵なダイブサイトがある東は伊東、西は田子、海況の良い方に行くのが贅沢な選択肢レア種のハナダイやソウシカエルアンコウもリクエストできるワイドもマクロも楽しいポテンシャルがある 伊豆って本当にすごいなぁ。それではまた! Facebook Twitter Line (Visited 882 times, 1 visits today)
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