今アツイ!!浮遊系ダイビングを久米島で堪能する 2020-03-20 0 投稿者: Sayaka 目次1 久米島のBlack Water Dive®の魅力2 久米島のBlack Water Dive®に参加してみた!3 これが浮遊系生物だ!4 撮影機材5 安全管理・スキル6 お世話になったショップさん7 日中の久米島でダイビング8 久米島への行き方9 まとめ はいさ〜い、さやかです。 最近冷た〜い海の話ばかりでしたので、久しぶりに予算も抑えめであったか~い海について書きたいと思います。 浮遊系ダイビングという言葉に聞き覚えはあるでしょうか?この2,3年で人気が急上昇中のナイトダイビングです。今回のアイキャッチにもなっている写真のように真夜の海を漂う透明なプランクトン達(浮遊系生物)が主役のダイビングです。 私もミーハーなもので、一度やってみたかったんです。ライトトラップという名称で企画しているショップさんも多数ありますが、日本国内屈指のナイトダイビング、写真家の峯水亮氏がプロデュースされている「Black Water Dive®」に参加してまいりました。2020年の久米島では5月下旬からスケジュールが組まれておりますので、今からでも今年の旅の予定にいかがでしょうか。 *Black Water Dive®は峯水氏の登録商標です。 Facebook Twitter Line 久米島のBlack Water Dive®の魅力 プランクトン達はもちろん日中にもいるはずですが、体が白っぽくて日中はとても見えづらいのです。そんな半透明の生物でも真っ暗な海の中でライトアップされるととっても観察しやすくなるんですね。 また、中にはライトの光に集まってくる習性の生物もいますし、夜行性の生物もいます。日中では見られない神秘的な世界にどっぷり浸ることができちゃいますよ! 仕掛けるライトの数は30本以上。かの有名なRGBlueさんのライトですので、とにかくゴージャスで驚くばかりの規模です。景色だけでも幻想的ですよ〜。(この時間帯に飛行機に乗ると上空からでも見えるんだとか?) ナイトダイビングで外洋に行けるのもポイントです。外洋で潮の流れに乗ってくるプランクトン達に出会うのはまさに一期一会。上げ潮(引き潮から満ち潮に変わっていく潮)になると見られる生物がどんどん多くなってきて、まるで浮遊生物の劇場です。 久米島のBlack Water Dive®に参加してみた! さて、やってきたのは久米島です。実に10年ぶりです。島の様子は10年前とあまり変わっていません。ちょっとお店が増えた…ような? 久米島滞在は3泊4日です。1日目:昼頃久米島空港到着→日中のダイビング1本&ナイトダイビング2本2日目:日中のダイビング2本&ナイトダイビング2本3日目:日中のダイビング2本4日目:帰路 日中のダイビングも通常営業されており、日中に参加した後は一度宿に戻ることになります(ショップと宿が近ければ)。ナイトダイビングのピックアップは17時~17時半くらい(だったような)。 夕ご飯を食べる時間はほとんどないので近くのコンビニで食料を買っておくことをオススメします。 出航後ポイントに到着すると、ガイド陣がたくさんのライトを海底に仕掛けてきます。潮流を読んでベストのタイミングでエントリーするため、時間はマチマチだと思います。待っている間にブリーフィングを聞いて、青くライトアップされた海を眺めたり、夕ご飯を食べながら、期待に胸を膨らませます。 この時のファーストダイブは20時頃だったと思います。 合図が出たら、いよいよエントリーです!海に入って薄明るい方面を目指して泳いでいき、突然ぽっかり穴が空いたような地形に出くわしたかと思うと、クリスマスイルミネーションを彷彿とさせるかのようなキッラキラな世界が目の前に広がっていました! これだけでも見とれちゃう!水中ライトのイルミネーション これが浮遊系生物だ! 今回のイベントでは常連さんもたくさんいらっしゃっていて、皆さん生物を探すのがとても上手です!私は全然見つけられなくて、しばらく彷徨いました笑自力で生物を探すのは意外と難しいかもしれないので、ガイドさんの近くをウロウロしていると色々教えてもらえます😂 でもどうしても自分で何か探してみたくて、目が慣れてきてから初めて見たのはこのシャコです。 シャコの仲間 このシャコの成長段階から考えると、通常水底にいる頃合いだそうです。きっとどうにも居場所が気に入らなくて浮遊生活を続けてるんじゃないか。とのこと。そんなことまでわかっちゃうんですね!豆知識まで楽しいBlack Water Dive®恐るべし! 1本目に少しコツを掴んできたら、2本目はアクセル全開でザクザク探します!!たまにガイドさんの近くにスイ〜っと行ったりしながら(笑) マダコ科の幼体 マダコ科の幼体 クダリボウズギス?の稚魚 小さな丸っこいタコが可愛すぎてずーっと見ていたいくらいです。大きさは1センチくらい、可愛すぎる🥺高確率でBCDに引っ付いて一緒にボートに上がってくるので、ボートの床にタコが…、フィンにタコが…なんてことも多々あります。見つけたら海に戻してあげてくださいね~。ちょっと間抜けでお茶目な可愛いタコちゃんにメロメロです。 思い出すだけでも胸が苦しくなるくらい可愛いです❤️ それから!何と言ってもこのエイリアンみたいな生き物たちにも絶対お目にかかりたいですよね~。 セミエビの幼生とクラゲ(別名クラゲライダー) 卵を抱えたオオタルマワシ このイカはきっと怒っている・・・ 真夜中であることを忘れてダイビングに没頭してしまいます。1本60分ほど潜っているのに、まだ上がりたくな〜いと思ってしまいましたが、疲労は忘れた頃にやってきます!(笑)港に戻ってくるのは23時を回り、ホテルに戻るのは24時頃です。すぐ寝ましょう! 翌日の日中ダイビングは2本目以降から参加可能ですが、日中2本、ナイト2本は結構ハードでした。 撮影機材 被写体の大きさは3~10cmくらいです。思ったより大きい?中には長ヒョロくてとても大きな生き物もいます。 一眼レフならフルサイズ換算で50~60mmくらいのマクロレンズ100mmレンズだとかなり厳しいです。APS-CサイズならTokinaの10-17mmもいいですね。ライトトラップをしっかり背景に入れて撮影してもとても綺麗です。 ワイドレンズでギリギリまで寄る もちろんコンパクトデジタルカメラでも撮れちゃいます!ショップのガイドさんがTGシリーズでの撮り方もしっかり教えてくれますので、ご安心を。スポット(ビーム)タイプのライト(照射角5~10°くらいがいいですね)生物の探索にとてもいいです。ワイド光だと浮遊物が乱反射して視界全体が白っぽく見えてしまい逆に視界が悪くなります。もちろん安全上は普通のライトだけでも十分です。 安全管理・スキル ナイトダイビングなので、ライセンスはアドバンスドオープンウォーター(AOW)以上、完璧な中性浮力は必須スキルです。 水深0~20メートルほどで、ほとんどの生物は0~10メートルを漂っており、狭いエリアに多くのダイバーがいます。ご自分の真上に撮影中のダイバーがいた場合、エアを吐き出すと被写体がエアに巻かれて飛ばされてしまうことも…。中性浮力がとれずに、落下しても危険です。自分の上下にダイバーがいないことを確認し、呼吸だけで完璧な中性浮力を取れることが必要です。 夜の海では景色だけでは水深がわかりにくいです。泳ぐ生物を追いかけているうちに、うっかり深い場所に行ってしまったり、気がついたら浮上していた。なんてこともなくはないです。 撮影に夢中になっている時は呼吸が止まってしまっていることもあるかと思います。その状態で水深が浅くなってしまったら肺の過膨張障害を起こす可能性もあります。浅い水深を何度もアップダウンするだけでも体に良くないです。生物に夢中になっている時こそしっかり安全確認しましょう。 あと、ライトが煌々と照っているからと過信して離れすぎると…迷子になりますので、これも要注意ですね。(←これは私のこと、笑) お世話になったショップさん DIVE ESTIVANT(ダイブ エスティバン)さん です。リンクからBlack Water Dive®のイベントページに飛べますのでチェックして見てくださいね。 ちなみにBlack Water Dive®は沖縄本島 糸満の喜屋武岬ダイビングサービスかりゆしさんやパラオのDay Dream Palau のクルーズ船龍馬号でもやっています。 日中の久米島でダイビング 久米島でのダイビングはもちろん日中も楽しいのです。 青くて透明度の高い海!大物が出ることもありますが、割とマクロ派ではないかと思います。 久米島への行き方 やっぱり沖縄に行くときは楽天トラベルさんにお世話になってしまいます。楽天ポイントもつくし、JALマイルも溜まるし、安い。那覇で乗り換えて久米島入りです。那覇から久米島までフェリーもあるそうですが、私は乗ったことないです。日程に余裕があるならフェリーを使うと旅費を節約できますよ! 【那覇⇄久米島にフェリーを使うプラン】羽田⇄那覇+3泊で48000円那覇⇄久米島フェリー往復6,900円合計54,900円フェリーは久米商船さんで。 【全部飛行機を使うプラン】羽田⇄久米島+3泊で73,800円 まとめ 写真家の峯水さんは大瀬崎でガイドとして活躍されていたこともあるそうで、恐れ多くも私も大瀬ダイバーとして親近感が湧いてしまいました。私がワイドレンズを持っていることを知ると、「いつもよりもワイド映えする並べ方にしておきました」という素敵なサービスがあったり、峯水さんご愛用でもある50mmマクロレンズを貸してくださったり、至れり尽くせりでした。 とても気持ちよく楽しくダイビングすることができました。 ちなみにエスティバンでBlack Water Dive®のメインガイドを務める健太朗さんも大瀬崎でガイドをしていたとか?久米島で出会うOseダイバー。いいですね、旅は、こういうのが面白い。 夜の浮遊系ダイビングは幻想的で、全てが一期一会の貴重な瞬間です。小さなタコ1匹でここまでテンション上がるダイビングが他にあるでしょうか?夜遅くのダイビングなのでお酒など飲んでいる暇はないです、健康的です。一眼レフでもコンパクトデジタルカメラでも楽しい浮遊系ダイビング中性浮力のスキルは必須日中のダイビングはもちろん楽しい! ナイトダイビングのない日は天体撮影に行っても楽しいです。久米島では晴れてさえいれば、天の川が見られます!私は海辺で眺めながら寝そうになってしまいました。ご注意を!笑 Facebook Twitter Line (Visited 539 times, 1 visits today)