グレートバリアリーフだけじゃない!南オーストラリアにアシカとホオジロザメを見に行こう
目次
Hello!!さやかです。
とっても遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます!
2020年もよろしくお願いいたします。
当サイトでは今年も「ダイビングのメジャーどころもマイナーどころも、実際に行くことを想像できるような具体的で実用性の高い現実的な情報と海の感動」を包み隠さずお伝えしたいと思います!
さて、年末年始の旅の余韻も薄れてきて、そろそろGWはどこに行こうかとお考えでしょうか?
そんなみなさんに朗報です、そう、GWはGWを見に行こう!
え?なんて言わないでください。Great White Shark(ホオジロザメ)を略してGWですよ(ドヤぁ)
と行った感じで私は、今、猛烈にオーストラリアにかぶれまくっております。
オーストラリアでダイビングと聞くとグレートバリアリーフのことばかりです。嫉妬しちゃう!(笑)残念ながら私はグレートバリアリーフにはまだ行ったことがないのですが、南オーストラリアだってすごいんだから!
タイトルにもある通り、ホオジロザメ、オーストラリアアシカはもちろんのこと、
オットセイ
リーフィーシードラゴン(めちゃくちゃ格好いい!いや、神々しい!!)
ウィーディシードラゴン
ポットベリーシーホース
スポッテッドハンドフィッシュ(タスマニア固有種)
その他にも見たこともないような固有種が多く生息しています。
それと同時に少し東海以北の日本の海に似ているところもあり、既視感のある風景なのにちょっと違う。みたいな不思議な感覚になります。
最後にシャークケージダイブクルーズの旅動画(4分ほど)もありますので、そちらのお楽しみください。(2020年2月17日に追加)
ポートリンカーンってどこ?
今日ご紹介するのはオーストラリアで最初に行った町、ポートリンカーン★です。
ユーラシア大陸南海岸の丁度真ん中あたりの逆三角形に突き出ている半島にポートリンカーンはあります。
ここポートリンカーンは養殖業(特にマグロやカキ)が盛んなとても小さな町です。
最後の飛行機はプロペラ機で、与那国島に行った時のことを思い出しました。あれくらいのコンパクト感です。
港のある小さな町で、空港から街中まで車で15分ほどです。
1時間ほどのところには国立公園(Cofin Bay National Park)があり、ビーチもとても綺麗だそうな。そのCofin Bayで牡蠣の養殖をしており、牡蠣狩り(?)ツアーができます。作業用のつなぎを着て半分水に浸かりながらその場で牡蠣を食べられるんだとか。
行ってみたかったな〜。
私はホテルのレストランで牡蠣をいただきました。
他にも新鮮なシーフードが盛りだくさんで、オーストラリア滞在中で一番ご飯が美味しかったのはポートリンカーンだったと思います。
ポートリンカーンでダイビングは少数派!?
さて、そんな港町ポートリンカーンですが、実は意外にもダイビングはそこまで盛んではありません。
意外ですよね。
どちらかというとノンダイバーでも楽しめるように、スノーケリングでアシカを見たり、水面にケージを浮かべてホオジロザメを見るノンダイバー向けの海レジャーが多いのです。
そんな中1社のみ、ライセンス保持者向けに水底でのケージダイビングを行なっているのがRodney Fox Shark Expeditionsさんです。
参加したのは3日間のショートクルーズです。
ネプチューン島でアシカスイム(初日)
とりあえず細かい旅情報は後で書くとして、朝日を拝んだら出港です!
クルーズの目的地はネプチューン島(Neptune islands)です。
途中ホプキンス島(Hopkins island)に立ち寄ってアシカスイムができちゃいます!
出港して1時間ちょっとでホプキンス島到着。
小さなボートに乗り換えてアシカちゃん達に会いに行くと、少しずつアシカちゃん達が遊びに集まってくるではないですか。
めちゃくちゃ可愛いです!
メキシコでもアシカダイビングして見たことはありますが、オーストラリアアシカの方が平たい鼻っ面なので、ますます犬っぽい!
のほほんとして癒し系です。見た目同様とても穏やかな性格です。
1頭の大きなオスがボスだと思いますが、警戒するそぶりはなく、ボスまで一緒に遊んでしまうくらいです。
安心して遊べますね!
1時間は遊んでいたかと思います。
あいにく今回は透明度が悪かったのが残念ではありますが、
草原のように生える海藻に上でフカフカ気持ち良さそうにしている子
人間に興味津々で遊びに来る子
気になるけどちょっと距離を置きたい子。
みんな可愛いのは間違いないですね。
ネプチューン島でシャークケージダイビング(2、3日目)
初日はホプキンス島でアシカと遊び、島に上陸してワラビーを観察したら、一気にネプチューン島に行きます。
今回、結構揺れて、久しぶりに酔い止めなんて飲んでしまいました。
これが平常運転?なのかはわかりませんが・・・絶対酔い止めを持って行った方が良いです。
9割のゲストがダウン(笑)
この日は大晦日で、ちょっとおめでたい雰囲気ではあったものの、疲労のため全員早めに就寝でした。
しっかり休んだ翌朝。
朝食後にいようよケージダイビングの準備が始まります。
マグロのフレークや古いマグロを解体しながらどんどん海の中に投げ入れています。ここでは自然の摂理が・・・的なことは忘れることにしました(笑)
ケージを浸水させたら慌ただしくなりますよー。
水底にダイビングに行くダイバーはチーム分けされ、予定時刻を知らせてくれます。
その時間までは自由時間で、水面のケージダイビングに入っていてもokです。
私も入ってみましたが、シリンダーを背負わずにレギュレータだけ咥えるのは初めてですが、身軽な感じがいいですね。
でも、とにかく揺れるのですぐに酔ってしまって20分ほどで上がってしまいました。普段あまり酔わないのですが、この時は弱ってた・・・のかな・・・?
驚きべきことに、この中に1時間以上入っているツワモノがいて、欧米人すごいと感心したものです。
水温17~18℃ですよ!?しかも7ミリのウェットスーツだそうです。(すごい!)
眺めている間に、いよいよ水底でのケージダイビングの順番が回ってきました!まだ誰もGWを見ていないそうなので、あ、ホオジロザメね(笑)、不安な気持ちのまま準備開始。
ウェイトは10kg程度をベストのように装着して、シリンダーはハーネスで背負います。(BCDは必要ないので、クルーズ側が用意したハーネスです)
ケージの中にはガイドを含めて最大4名が入ります。
クレーンで吊られながら海の中へ。
多少揺れますので手すりをしっかり掴んで、カメラも守ります。
ゆっくりゆっくり降りていきますが、耳が抜けにくかったら早めにガイドさんに知らせましょう!そのまま水底25~30メートルまで落ちていきますので何も言わないと耳壊します。
初回、何も出ず。ひたすらアジを見るのみ。30分アジを見る。あれ〜?笑
2本目、やっぱり30分間待ったものの何も出ずに上がってきた頃、ガイドさんが減圧不要限界を超えたらしく(DECOった)8分間の減圧停止中・・・
なーんと巨大なサメが現れましたー!
なかなか近寄ってこないぞー。でもカッコイイー!!!!
光を浴びながら優雅に泳いでいる姿が美しい〜!
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上がってから、見られてよかったねーなんて言っていたら、
「これはGWじゃない。。。Macoだ」
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えぇ!?
いやそもそもMakoって何?(のちに調べてアオザメのことと判明)
アオザメってあんなに大きくなるの?ってくらい大きかったですよ。あれは限界サイズ。
翌日は巨大なエイをたくさん見て試合終了。
マンタくらいのサイズもあるのであれはあれで圧巻。尻尾が引くくらい太い!
とまぁ、あれですよ。
クルーズ中、No GW!笑
ホオジロ見られなかったー、えー・・・。本来見られる確率はとても高く自信があるのでしょう。次回の乗船時には半額になるそうです。
後日、同クルーズに乗ったことのある知人にも「え?見られないなんてことあるの?」と言われる始末。
今年、大物運皆無の予感です。
食事
海の生き物はやはり自然のことですからね。でも、美味しいご飯は逃げません!
旅の醍醐味です。
クルーズ中もシェフの美味しい料理が出ますが、陸で前泊も後泊もするこの旅ではレストランで食事を堪能することもできました。
美味しい〜。量が多い〜。
オーストラリアのソウルフードならぬソウルドリンク?『フラットフワイト』(ミルクたっぷりカフェオレみたいな飲み物)を頂きながら朝のまったりした時間を楽しむのも良いでしょう。
ポートリンカーンの気候と水温と装備
南オーストラリアの海は夏といえども水温が低いです。
(12、1月で水温17、気温は20℃以下のこともあれば28℃の日もあって気温差が激しい)
南極の冷たい水を遮る大陸もなくダイレクトに来るからでしょうか。日本人は通年ドライスーツで良かろうと思います。
欧米の方々は7ミリのレンタルウェットスーツを着ておりましたが、他2名いたアジア人はめちゃくちゃ震えておりました。
陸は空気が乾燥しておかげで体感温度は低く感じますが、それなりに太陽が出ているので日焼けにご注意。
南オーストラリアへの行き方
日本からですと、飛行機に乗って最短14時間ほどで到着です。
私はカンタス航空で行き、ポートリンカーンとアデレード、タスマニア島に滞在しました。
- 成田→(メルボルンとアデレード経由)→ポートリンカーン
- ポートリンカーン→アデレード
早朝発もあるし日中発もたくさんあります
- アデレード→(シドニー経由)→ホバート(タスマニア島)
夜発朝着もあるけど早朝発夜着の方が安いことが多いです。
安いのは6:00発→20:00着; カンタス航空
2020年1月時点
ポートリンカーンへの旅程(参考)
1日目:19~21時頃 成田or羽田発
2日目:14時頃 ポートリンカーン着 Marina Hotelにチェックイン(クルーズの集合場所になっているので便利です)
3日目:乗船(集合時間は時期や年々で違うようです)
4〜5日目:ケージダイブやクイズイベントを楽しむ。最近は4日間のクルーズが多いみたいです。
6日目:下船日も午前中までケージダイブが楽しめます。夜 下船 市街地のホテルにチェックイン
7日目:午前 ポートリンカーン発
8日目:早朝 成田or羽田着
(大人数でチャーターしちゃえば、前泊後泊がないスケジュールとか組めるんじゃないかな〜)
というわけなので、国際線に乗るときは2日間は必要だと思っておきましょう。
最終日も朝早いので、前日は昼12:00までにダイビングを終了するか、割り切ってゆっくり陸観光にしても良いと思います。
南オーストラリアの夏である12月1月は繁忙期ですのでエア代は高くなりがちです。(3月くらいまでかな。)寒くても安い方がいい、という方は4~6月がいいかもしれません。
ダイバーにオススメの航空会社は以下の2社
カンタス航空
国際線;預け荷物30kgまで、超過料金 国際線で1万円/5kg、
国内線;預け荷物23kgまで、超過料金600円/5kgくらい
ヴァージンオーストラリア
国際線;預け荷物23kg×2個まで、超過料金 国際線で8000円/23kg
国内線;預け荷物23kgまで、超過料金4000円/23kg×2個?
ポートリンカーンでのインフラと環境
交通手段
空港では待機しているタクシーがいないので是非予約してください。
そこまで人口少ないとはつゆ知らず、タクシーがいないことに愕然として立ち尽くす私。
空港のカウンターでタクシーを呼んでもらおうと歩き始めた直後、偶然タクシー(エアポートシャトル)に拾ってもらえました。(助かった!)
降りるときに帰りの予約などもしておきました。
通信手段
SIMを購入するならキャリアはOPTUSが田舎でも繋がりやすいと現地の方に教えていただきました。(誰に聞いてもOPTUS、と言われました)
とはいえ、クルーズ中はほとんど電波入らないので、ポートリンカーンでは不要かもしれませんね。
時差
日本より1.5時間進んでます。
時差ボケしないだろうと思っていたのですが、甘かった。
緯度が高いため明るい時間が長いです。日の出は6時前ですが、日の入りが21時前なので寝つきが悪くしばらくよく眠れない日が続きました。
水
水道水は安全ですし、飲めなくはないですが、美味しくないです。ミネラルウォーターがいいですね。
治安
いいです。でもお店のほとんどが20:00頃には閉店して寂しいです、夜はホテル内でゆっくりするのがオススメです。
おまけ(実はリーフィーシードラゴンが見られる)
実はですね、ポートリンカーン近郊にTumby Bayというビーチがあり、実はここでリーフィーシードラゴンを見ることができるのですが、ポートリンカーンには一般的なダイビングショップがありません。
(ちなみにRodney Fox Shark Expeditionsさんの本部はアデレードにあります)
個人でガイド業をしている方に直接連絡しましたが、どうしても都合がつかず行くことができなかったのが残念でなりません。
何時間もガイド探しのために調査して予想した私なりの結論⬇︎
「養殖業関係の作業潜水のためにプロダイバーの需要があるが、仕事ない日などにレジャーダイビングのガイド業もやっている」
オーストラリアの繁忙期ですから、他にもお仕事あったんでしょうね。
そんなわけで個人旅行でリーフィーシードラゴンをポートリンカーン近郊で見たいよって方はバディとレンタカーがあれば見られるかもしれません。
シリンダーのみ貸し出しているショップさんはありましたので、そこでレンタルして、バディダイビングするのが良いかもしれません。
ひとり旅なので挑戦できなかったのが悔しい〜!!
まとめ
色々書いたので情報過多になってしまったでしょうか。
まとめましょう。
- ポートリンカーンは日本で言う所の与那国島みたいにまったりしたところ
- 流しのタクシーはいないのでしっかり予約する(当然Uberもいません)
- もしくはレンタカーにする(日本と同じ左走行なので運転しやすいです)
- 夏でも水温17,18℃なのでドライスーツを持っていく
- 陸も朝晩は冷えるので防寒着は必須
- 日没が遅いので、うっかりすると夜更かししてしまう
- オーストラリアアシカはとても人懐っこくて可愛い。ほんわり癒し系。
- ホオジロザメは見られないこともある。(テヘ)
- 近郊のビーチにリーフィーシードラゴンも生息しているが、タイミング次第である
動画(シャークケージダイブクルーズ編)
PADI Divemaster #832577 ダイビング✖️写真✖️旅 = 世界の海・自然と人と人と社会を繋ぐ 言語・距離・文化の壁、全部越えて、 もっと自由に、もっと楽しく、 興奮と感動と癒しの海への扉となることを目指します。