上記のシンクロコードの部分で「TTL」という用語が出てきましたね。
(※の説明の通り、カメラ側の発光量を水中ストロボに再現させるシステムなのです。)
SEA&SEAのストロボではDS-TTLと表示されていたり、INONではS-TTLと表記されています。
今やほとんどの水中ストロボはTTL機能やそれに準ずる機能がついています。
また、コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)やオリンパスのミラーレス一眼カメラのようにカメラに内蔵ストロボがある場合、水中ハウジングも当たり前のようにTTLを使える仕様になっています。
察しのいい方はお気づきかもしれませんが、一眼レフ用のハウジングはTTL機能が使えないことが意外と多いです。(ハウジング側の問題で)
そのためダイバーが自分の手でマニュアル調光するか、TTLコンバーターという高価な機械が必要になります(10万くらいかな〜)。稀にTTLコンバーターすら対応していない機種もあります。
第1弾で解説したファインダーと同じくらい衝撃的な設計ですよねぇ。
マニュアルで発光量を決めると言っても、
透明度
天気
水深
被写体との距離
などなど周囲の状況でちょうど良い光量というのは変わってしまいます。
いちいち手を伸ばしてダイヤルをカリカリ回して→テスト→再調整→テスト
慣れればカンでわかるようになってくるのですが、慣れる前に心が折れそうですよね。
つまり、個人的にはストロボ関連をどうしたいか、というのがハウジング選びの基準の1つになると思っています。