サメだけじゃない!?バハマのダイブクルーズの魅力

サメだけじゃない!?バハマのダイブクルーズの魅力

2019-08-30 0 投稿者: Sayaka

Hello, Sayakaです。

夏休みも終わってしまい、旅の余韻と寂しさに浸っておられる方もいらっしゃるでしょうか。

そんな時は次の旅の計画を立てながら、次のお休みに思い馳せてしまいましょう!

 

 

是非、今回ご紹介するBAHAMAS AGGRESSOR®でのダイビングが皆様の現実逃避に役立ちますように。(笑)

そもそもバハマってどこ?という方も少なくはないはず。

 

バハマはバハマ諸島を含む全723の島からなり、カリブ海に位置する小さな国です。

 

アメリカから近いためか、観光客の多くはアメリカ人です。

 

空港内には学生さんくらいの年齢の方も多買ったので、日本人にとってのサイパンやグアムに行くような場所のように感じました。

 

 

そういった地域のせいか、バハマの首都であるナッソーのながーい入国審査の列を見渡してもアジア系の方は一人もいませんでした。

 

日本語を一度も発さなかったのはこの旅が初めてです。(独り言はつぶやきましたが、笑)

 

ダイビングスタイルが日本とは結構違いますので、英語のブリーフィングをしっかり聞き取って対応できた方が楽しめると思います。

旅程

  • 1日目 成田10:30→ダラス(US)→ナッソー14:30(同日)

+13時間の時差があるからこうなっちゃいますよね。

空港から自力でタクシーを拾い、港まで行きますよ。

到着日は機材のセッティングやブリーフィングをしてExuma Cayに向けて出航ー!

 

  • 2〜7日目 翌日から6日間で25本潜ることになります。

基本的には1日5本潜れます。毎日ナイトまで。

5本て・・・。

多くの方は4本の後ディナーとお酒でフィニッシュ!

私も1回だけお酒飲みたさにスキップしてしまいました。

  • 7日目 最終日は朝1本だけ潜ってナッソーに帰港しました。クルーズ船内で夕方にワインパーティをして、あとは各自適当にディナーに出かけたりできます。

翌日のフライトは夕方なのですが、朝10時にはチェックアウトしなくてはなりません。

荷物だけ預かってもらいバハマの街をブラブラするのがいいですね。

 

  • 8〜10日目 バハマ17:30頃発(のはず)→ダラス1泊翌朝→成田14:00着

空港への移動は頼めばクルーズスタッフが手配してくれます。

今回私は仲良くなったアメリカ人のおじいさまとカナダ人ご夫妻と相乗りさせていただきました。

 

出発時刻の(のはず)というのは、バハマ発は2時間は遅れるのが定番のようで、ダラスに到着するのは22時を回りました。

「バハマ時間」というのがあるんでしょうね。

とてもじゃないけどディナーに繰り出す元気はなく、早めに就寝。

翌日は予定通りのフライトで帰国です。

見どころ

なんと言ってもすごいのは透明度!

「クリスタルクリア」と表現されるにふさわしい海です。

 

なにせ中望遠のレンズ(100mmマクロ)で大型回遊魚の小群を撮影できるほどです。

 

 

 

その透明度はナッソーから離れれば離れるほど、どんどん上がっていき、透明度30〜40メートルにもなります。

 

不思議な生物達

また、とにかく日本ではお目にかかからない生物と景色ばかりです。

 

日本のムチカラマツに似たソフトコーラルもバハマではとてつもなく太い!ゴン太です。

 

フッサフサしているのを触りたい衝動に駆られますが、我慢我慢。

クルーズの一番の目玉はカリビアンリーフシャークです。

 

シャークポイントではサメ達を集めるためにミノカサゴを生贄にします。

(ミノカサゴはここカリブ海では外来種として駆除の対象になっているようです)

 

好奇心旺盛なためダイバーにも積極的に近寄ってきますが、目の前で90度方向転換していきますので、ご安心を。

砂地のポイントには巨大なエイナースシャークがおり、コーラルや岩場にはハタやフエフキダイ、宝石のようにカラフルなチョウチョウウオやハナダイスズメダイエビが生息しています。

ここで要チェックな魚は意外にも「ハタ」です。

 

いやいや普通のハタではありませよ。

 

ダイバーにとてもフレンドリーなペットのようなハタなんです!

 

巨大な(長く生きている)ハタがダイバーに慣れるのは聞いたことがありますが、

 

ここでは随分小さな、体長30cmほどでしょうか、そんな1匹のハタがダイバーに寄ってきて、まるで話しかけてくるかのように見つめてきます。

 

BINXと名付けられているようで、スタッフ達にも可愛がられていました。

 

この子だけが遠目から見ても普通の魚とは違う動きをしているので、すぐにわかりますよ。

そんなこんなで日中は毎日、ワイドにマクロに大忙しですよ。

生物の名前を知りたくとも、和名などないので、夜はクルーズ船内の図鑑と写真を比較しながら生物をチェックするのも楽しい時間になるはずです。

バハマクルーズの動画も載せておきますので、ゆっくりお楽しみください。

ナイトダイビング中に暗闇から突然現れるカリビアンリーフシャーク
遠くからでも船がこんなにくっきり見えちゃいます

日本とは異なるダイビングスタイル

基本はバディダイブ

日本でダイビングをする際には、ガイドさんに付いていくダイブスタイルが主流ですよね。

 

ですが、忘れている方も多いかもしれませんが、少なくともPADIのオープンウォーター以上のライセンスがあってバディ(2人1組)潜水なら、プロのガイドなしでダイビングができるのです。

 

安全確保は個人の責任だという意識が強い欧米諸国ではこれが一般的です。

 

ここ、バハマも同じです。

 

クルーズ船のガイドは1人だけ潜りますが、付いて行っても行かなくてもokです。

その場合はバディとよく話し合うように、とブリーフィングされました。

実際、私もクルーズ1本目のダイブではきっちりガイドについて行こうと考えていましたが、

即刻、超放置プレイになりました。

 

というのも、最初のチェックダイブでバディはエア切れ寸前になっており、仕方ないので、私も一緒に上がろうとしました。

 

しかし付き添っていたガイドは「君はもっといていいよ」と合図してきたのです。

 

私はしばし「いいのか!?」と思っていましたが、直後ガイドから「誰かバディを探して、もっと散策してきて良い」とのお達しがでました。

 

おそらくダイブマスターというのが信頼の証になっているのかな?

ありがたい申し出を受け入れ、すぐに他のダイバーを探し出し、お邪魔にならないよう付かず離れず満喫させていただきました。

 

ここは欧米スタイル。自立したダイバーになることは悪いことではないはずです。

 

是非、スキルアップだと思ってナビゲーションを積極的に習得して自由なダイビングを楽しんでください。

丸々1本粘って撮ったイエローヘッドジョーフィッシュ
大きすぎて困った末に大胆に切り取ってみたウミウシ

安全確認は自己責任

こう行った背景もあり、ガイドグループからロスト(逸れて)しまっても一切探してはもらえません。

 

 

緊急時にはご自身でなんとかできるスキルは身につけて置いて方が良いかもしれませんね。

流れはないポイントばかりですので、冷静にゆっくり考えれば危険は少ないところです。

 

 

とは言いましても、透明度30メートルはありますので、なかなか逸れそうにも逸れませんが。

こう言ったダイビングスタイルが功を奏してか、この旅で写真を撮ることにじっくり向き合えたのでとてもいい環境だったと思っています。

好みの違い?

違うのはダイビングスタイルだけではありません。

回遊魚や大物好きであれば世界共通ではあると思いますが、その他の生物の好みは日本人とは全然違います(多分)

私は1センチのエビで大きいと思ってる日本人ですが、欧米のダイバーは3センチくらいのマクロ生物でも「小さい」って思ってるようです。

 

特に好きなのは、巨大なカニとかロブスター、ウツボが好きなようで、見つけると誰かしら呼んでくれます。

 

オッケーサインを返しご好意は受け取りつつも、普段撮らない生物を前にして良い撮り方も思い浮かばず「・・・。」となることもしばしば。何事も経験ですので、ひとまずチャレンジはしますが。

とにかくナチュラリスト

とにかく皆さん着底しない。感心するほどです。

全員中性浮力が完璧なんです。

見習いたいと思いました。

 

 

ただ、ごん太のムチヤギみたいなのをフッサフサしてるから触りたくなるよねって話していたのを聞いて、その気持ちは世界共通なことがわかって一安心です。

利用したクルーズ船と船内

今回利用したクルーズはこちら!BAHAMAS AGGRESSOR®です。

 

船内にはカメラデッキもあり、フォト派にはありがたい仕様です。

 

 

お茶やコーヒーは無料でダイビングごとにご飯やらお菓子が必ず提供されるので、日本から持ち込んだお菓子は全く活躍しませんでした。

 

夕食時やその後のお酒も無料なので、おつまみは持って行ってもいいかもしれません。

 

太っ腹ですねー。

 

そしてそんな数々の料理のクオリティは最高ランクだと思います!!

 

いろんなクルーズに乗って美味しいご飯もたくさん食べてきましたが、ここが一番!

 

欧米人向けにかなりの量があるのですが、美味しすぎてうっかり完食してしまいます。

 

ディナーは毎日コース料理になっており、またシェフは南フランスの料理を得意としているので、フランス料理のコースもでてきます。

 

本当に幸せで毎ダイブの食事が楽しみで仕方ありませんでした。

 

 

客室は船底にあり、基本的には同性2人1部屋です。

シャワールームはかなり狭いので、私はクルーズの終盤には船尾のシャワーだけで済ませるようになってしまいました。

 

クルーズでは湯船がないのは当たり前です

が、なんと!

このクルーズは24時間ジャグジーが稼働しています!

 

あったまりますよー。

 

ナイトダイビング後にジャグジーに浸かりながら飲むベイリーズ入りのホットチョコレートも癒しです。

必要なスキルと装備

先にも書いたように、ナビができた方が楽しいと思いますし、バディ潜水がお好きな方々には断然お勧めです。

もちろん、きちんと毎ダイブにガイドがつきますので、ナビが苦手というダイバーにも安心です。

 

 

あとは、毎日5本も潜るので、減圧不要限界に余裕を持てるよう、ナイトロックスライセンスの取得はオススメします。

 

 

訪れた4月の水温は26℃、気温も同じくらいかと思います。

想定はしていましたが、カリブ海は結構寒いです。

 

というか乾燥していて、朝晩は冷えますし、海から上がると気化熱によって急速に冷えます。

 

船上生活で26℃って、日本人には結構寒いです。

ボートコートを持っていくことをオススメします。

 

日中は結構暑くなりますが、船内の冷房がキンキンに冷やしてくれているので、長袖も持っていきましょう。

 

 

日焼け止めはサンゴに優しい成分のものがクルーズで支給されます。

 

まっ白くなってしまうことを覚悟で使うもよし、使わなくても意外と焼けないもんです。クルーズ生活は日陰はいっぱいありますからね。

まとめ

  • バハマ全体として日本語ガイドはないので英語のリスニングはできた方がいい。

   もしくは日本の旅行会社で日本人のアテンドのあるツアーを探すしかないですが、少なくともExuma Cays方面のクルーズではそういったツアーは見かけたことがありません。

  • バディダイブがお好きな方には超オススメ。
  • 毎日5本潜れる。
  • ナトロックスライセンスはあればベター
  • とにかく透明度の高い海に行きたい方にもオススメ。
  • 群系がお好みの方には。。。ちょっとお勧めできません。
  • 好奇心旺盛なカリビアンリーフシャークやハタに会える。
  • 美味しいフランス料理が食べられる。(Aggressor限定)
  • 安全確認は自己責任。
  • 日本人には会わない。
  • 南の島だと思って半袖シャツだけだと凍え死ぬ

   そういえばアメリカ人も夜はフリース着てましたね。

それでは、今回の投稿が皆様の参考になれば、幸いです。

楽しいダイビングライフを!

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