好きなんですよね~サクラダイ。
英名で ”Cherry anthias” 、真っ赤なボディカラーにぴったりのお洒落で可愛い名前です。
普段は水深深くに生息しています。
雄の体色は、水中で最も早くに色を失う赤であることから、ライトがないと色が全くわかりませんが、ライトは消灯して近づきます。明るいライトは彼らを驚かせてしまい、さらなる深場に逃げられてしまうからです。
白い斑点を見ればすぐにサクラダイ であることはわかりますので、写真を撮るダイバーはライトを消してアプローチしてみてください。
水深深く、暗く冷たい水の中で少し不安と緊張感が増してくる頃に撮影のために、瞬間、ストロボを焚いた時にファインダーの中でチラッと燃えるような真紅のボディが浮かび上がります。
私はその瞬間が一番好きです。ご褒美をもらったような、そんな感覚で、脳内が幸せ物質で満たされます。ハナダイマニアでは全くないのですが、別格に興奮します。
その深場にいるサクラダイも秋には産卵のためにさらに大きな群れを成して水深20メートルほどまで上がってくるのです。ビギナーさんでも観られる最大のチャンスなので見逃すわけにはいきませんよ!
サクラダイの大群を観察できるダイビングポイントとして東は伊東、西は田子です。
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